戦国ゴーストと妖退治
「ちょ、っとまってくれ。なんだ、それは・・・。織田信長のユーレイと、霊体になった瀬名が妖を退治して回ってるっていうのか・・・?」
「はい」
ファミレスに行ってはせちゃんは説明を聞くと片手で頭を抑え、片掌をつき出して混乱した様子。
まぁ、簡単には信じられないよねぇ。
「簡単に、信じられる話じゃないな・・・」
「そうですよね・・・」
「すず、あの書く物を出せ」
「あ、はい」
私の鞄に入っていた手帳についてるペンとその手帳の紙を1枚破って信長さまの前に置いた。
「なにをするんだ」
「見ていてください」
信長さまはそのペンを手に持つとすらすらと紙にペンを走らせた。
ペンで文字を書くのは多分初めての信長さまはとても書きづらそうだったけど、とても達筆な文字でその紙に文字を綴る。