戦国ゴーストと妖退治


「な、勝手にペンが・・・!それに、文字・・・!」



私にはちゃんと信長さまが持っているように見えるけど、はせちゃんにはペンが勝手に動いてるように見えるんだ。
これって、あまり人が見てたら怪しいよね。



「信じてもらえました?」

「あ、ああ・・・信じがたいけど、これを見たら・・・」



よかった。
ホッと息をついてペンと髪を鞄にしまった。



「それはわかったけど・・・。それなら尚更、清宮。危険じゃないのか?生徒に危害が及ぶのは見過ごせないぞ」

「私はいつも隠れてるので大丈夫です」

「清宮だけじゃなくて、瀬名もいるんだろう?瀬名は戦ってるっていうじゃないか」



それはそうなんだよね・・・。
これまで危険な目に遭ったことはないし、いつだって勝ってはいるんだけど。



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