戦国ゴーストと妖退治
「・・・なにかあったらちゃんと相談に来ること。無茶はしないこと。できる限り俺も立ちあうから、勝手な行動とらないこと」
「はせちゃん・・・」
「俺は、お前らの担任だし、事情を知ったからには放り出したりはしない。俺は、お前らの味方だからな」
真っ直ぐなはせちゃんの瞳に、私は笑って頷いた。
「後、お前は、女の子なんだからあまり一人でフラフラしてるんじゃない。・・・その織田信長がいたとして、傍から見たらお前は一人なんだからな」
「・・・うん!」
「とはいっても、難しいのか・・・。とりあえず、夜に出歩く時はなるべく女だとパッと見わからない格好にしろ」
「はい」
はせちゃんに女の子扱いされちゃった。
嬉しい。
「あー・・・学校の事でも頭を抱えること多いのに、悩みの種が増えたわ・・・」
「へへっ、ごめんね、はせちゃん」
「・・・しゃーねぇな。可愛い生徒だからな。お前らも」
ばれたのがはせちゃんでよかった。
頼もしい味方ができた!