戦国ゴーストと妖退治


「瀬名くんは、綺麗事だって、いい先生面だって言ったけど、私はそうは思わない。はせちゃんは確かにすごく生徒想いのいい先生だよ」

「ありがとう・・・」




カサカサ・・・。
人の気配にハッとする。

誰か、いる・・・?



「はせちゃん、ちょっと瀬名くんをお願い」

「ん?どうした?」

「・・・ちょっと後で話すね!」

「おい」




今度こそ逃がさないように、音のする方に向かう。
いつも同じ人なんだろうか。
それとも、ただの通行人・・・?


なんでもなかったらそれはそれでよかったってことになるし。
一応ちゃんと確認した方がいいよね。



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