戦国ゴーストと妖退治


「はぁぁぁ!?瀬名の身体に入ってるのが織田信長だってのか!?」

「こ、声が大きいって!」



シーッと人差し指を口元に持ってくる。
ハッとしたはせちゃんはあたりをきょろきょろ見渡すと、小声で話し始めた。




「瀬名の霊体は?」

「まだ眠ったままで、私の家で寝かせてます」



さすがに、霊体だしお母さんも見えないから信長さまに頼んで私の部屋に運んでもらったけど。
起きる気配はなかった。




「でも、大丈夫なのか?さっきので、すでにもうキャラ崩壊してるが」

「大丈夫じゃないけど、信長さまが私の言う事聞いてくれるわけない・・・」



必死の説得だって結局届かなかったし。
本人ものすごく満足そうだし・・・。




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