戦国ゴーストと妖退治
ポン、と肩に手が添えられて、顔をあげた瞬間私の身体は引き寄せられた。
「え・・・」
ふわっと香る、瀬名くんの匂い。
瀬名くんの腕の中に包まれた。
「瀬名くん・・・」
「もう少し、牛乳飲んだ方がいいんじゃない?」
「え?」
「もう少し育った方が、さわり心地いいと思うけど・・・」
触り心地・・・?
ちょ、なんの話よ!?
「ちょっと!」
ドンッと胸を押し返し睨みつけると、瀬名くんはフッと笑う。
な、なんなのよ。
「あいつなら大丈夫でしょ。いつも無駄に強いし、あれだけ大口叩いてるんだから」
「・・・そうだね」
慰めてくれたのかな。
私が信長さまの事心配で不安になってるから・・・。