戦国ゴーストと妖退治
「本当だよ、清宮さんの私服姿、とってもかわいいし」
「そ、そうかな・・・?」
頑張って服選んでよかった!
時枝くんにそんな事言われたら、もう女の子はみんな目がハートになっちゃうよ。
「あ、そろそろ遅くなるし、帰ろうか。近くまで送るよ」
「え、ありがとう」
その上、送ってくれるなんて。
とことん紳士!
どっかの誰かさんとは、大違いだわ。
そう思って、この間の瀬名くんの事を思い出した。
抱きしめられて、慰められたあの時の事・・・。
あの時の瀬名くんは、いつもと違ってすごくかっこよく見えた・・・。
って、なに変な事考えてるのよ。
今は、時枝くんの事考えるの。
せっかくの、デートなんだから。