戦国ゴーストと妖退治
いつもの友だちの誘い。
中学で新しくできた友だちもその中にはいた。
母親の風邪はそこまでひどいものではなかったし、少しなら大丈夫か。
俺は、そう思って母親に少しだけ遅くなる、そう連絡をした。
「どこ行く?」
「ゲーセン行こうぜ!あそこ、新しいゲーム入ったんだってよ!」
「マジ?いくいく!」
「俺、ほんと1時間くらいで帰るからな」
友だちとの他愛ない時間。
はしゃいで。
笑って。
楽しい時間。
「じゃあな。また明日、学校で」
「またな!東堂!」
友だちと別れ、母親にゼリーを買って帰った。
アパートの鍵が開いていた。
不用心だな、そう思って中に入った。
中が、焦げ臭かった。
「火事・・・?」