戦国ゴーストと妖退治


「いや、そうではなく・・・。あの者に会ったのは初めてだ。だが、・・・」

「え・・・?」




信長さまが言いたいことが私にはよくわからない。
なにか感じるものがあるんだろうか。



「とにかく、どうにか、水原先生を止める方法を考えなくちゃいけませんね」

「・・・そうだな」




信長さまはやっぱりどこか上の空で。
なにか思う所があるのだろうと、それ以上話しかけるのをやめた。



水原先生を止める方法・・・。
でも、先生の探求心は簡単には止められないって、対峙して感じた。



より強い妖を造りだして、水原先生は何がしたいんだろうか。
というより、ただ強い妖をつくることに拘っているんだろうか。




それを知れば、なにか道が開けるのかな。




< 333 / 414 >

この作品をシェア

pagetop