戦国ゴーストと妖退治
「いや、そうではなく・・・。あの者に会ったのは初めてだ。だが、・・・」
「え・・・?」
信長さまが言いたいことが私にはよくわからない。
なにか感じるものがあるんだろうか。
「とにかく、どうにか、水原先生を止める方法を考えなくちゃいけませんね」
「・・・そうだな」
信長さまはやっぱりどこか上の空で。
なにか思う所があるのだろうと、それ以上話しかけるのをやめた。
水原先生を止める方法・・・。
でも、先生の探求心は簡単には止められないって、対峙して感じた。
より強い妖を造りだして、水原先生は何がしたいんだろうか。
というより、ただ強い妖をつくることに拘っているんだろうか。
それを知れば、なにか道が開けるのかな。