戦国ゴーストと妖退治
信長さまは、何のためらいも見せず戦いを始める。
刀を振り下ろし妖を斬りつけ、妖の攻撃もものともせずに向かって行く。
さすがに、実践を重ねてきた人だ。
恐れがない。
今は、妖相手だけど。
当時は、人間相手でも同じように戦っていたのかな。
そう思うと、背筋が凍った。
信長さまは、どうして戦うんだろう。
結局わからないままだ。
大望がどうとか言っていたけど。
だって、そもそもは信長さまは関係のない戦いじゃないか。
今を生きる私たちが必死になるのはわかるけれど。
信長さまはもう死んでいるユーレイだ。
関係なく、成仏すればいい。
それでもそれをせず、戦うことを選ぶのは、なぜだろう。
なんのために。