戦国ゴーストと妖退治


「逃げようとしたんだろ。妖が見えてるくせに背を向けるなんて、バカがすることだ」

「っ、そ、そんな言い方ないじゃない!」




なんでそんな事言われなくちゃいけないの。
お礼言おうとしたのに、言わなくてよかった!

ほんと、最低!




「おい、貴様」




そこに、信長さまが刀を鞘にしまいながら近づいてくる。
表情は険しく、恐ろしい雰囲気に息をのんだ。





「・・・なに」

「貴様、その刀。どこで手にいれた」




刀・・・?
瀬名くんが持っている刀に目を向ける。
この刀が、どうかしたんだろうか。


ていうか、今、返事したよね。
そう言えば、来た時も信長さまと普通に会話してた!



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