夜まで待てない
でもお祭だし出店のいい匂いに誘われてしまい、焼きそばを食べ、いちご飴も食べ、ポテトに唐揚げまで食べた。
全部お金は羽月に払ってもらった。
食べた事によって怒りもいつの間にか忘れてしまい、家で日菜子と一緒に食べようと思い、綿あめとりんご飴を購入しあ後に歩いてると金魚すくいが懐かしくて足を止めた。
「何だ、したいのか?」
「え、う、うん…」
「やろうぜ!」
そう言って私達は金魚すくいをしたが私は全然、救えなくて羽月は二匹をすくっていた。
「これ俺と優子みたいで可愛いな!
こっちはツンツンして優子みたいだし、コイツはそれでも追いかける俺みたいじゃね?
明日、仕事の合間で水槽とポンプとか餌とか買ってくるから育てような!」
育てようってどういう事?
それはこれからもマンションで一緒に暮らすって意味で言ってるの?
美波と付き合いながらも私に勘違いさせるような事を言って最低。
私は睨むように羽月を見た。