夜まで待てない



何だか寒くて目が覚めた。


あれ?私あのまま寝ちゃったんだ。


浴衣をハンガーに掛けて部屋着に着替えた後にそのままここに座ったまま寝ちゃったんだね。


どおりで寒いわけだ。


時計を見ると朝方の四時過ぎだった。


シャワーを浴びるために着替えを持って浴室に向った。


服を脱ぎ、浴室に入るとシャワーのお湯をだした。


昨日は好きだって言ってしまったけど、凄く恥ずかしかった。


羽月の顔もまともに見れないかもしれない。


私は恋愛初心者みたいな感じになっていた。


ドキドキして、恥ずかしくて、上手く喋れない。


初恋か!?ってツッコまれてもおかしくない状態だ。


それに同じ部屋に住んでるし、逃げたくても逃げられない。


今まで普通に会話をしていたけどそれすら出来ないかもしれない。


大人なのに久しぶりの恋愛にどうしていいのか分からないなんてね。




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