夜まで待てない
「羽月…」
「なぁ、もう限界だ!顔見せて…」
そうやって言うと私を抱き抱えた。
「ちょ、羽月!?」
私の問いかけには答えず羽月の部屋に私は連れて行かれた。
カーテンから少し明かりが差し込む部屋のベッドに私は降ろされた。
えっ…な、何でベッド?
私はかなり心臓がバクバクして落ち着かなかった。
羽月は私を愛しそうに見つめるとそのままキスをした。
キスは次第に深くなり、差し込まれた舌が私の口内を占領する。
私も羽月の舌に自分の舌を絡めた。
羽月を好きになってキスをすると好きな感情が溢れそうになる。
次第に羽月は私の首筋に舌を這わせた。
「あっ…」
私の唇から甘い吐息が漏れる。
ん?待って!もう少ししたら仕事の準備をしなきゃダメだよね?
「ちょ、ちょっと待った!」
「何だよいい所なのに…」
「私達、もう少ししたら着替えたり用意しなきゃいけないし…」
「まだ時間あるしいいだろ?気持ちよさそうな顔をしてた癖に!」
「なっ…!!兎に角、こんな朝早くからダメだよ!夜じゃダメ?」
危うく羽月に流されそうになったが、仕事前にするなんて無理だ。
私の事だから思い出して仕事にならない。