夜まで待てない
「何してんの?」
「何って…寝ようかと…」
「もしかして別々で寝るつもり?俺達、付き合って一緒にも暮らしてるんだしもう別々で寝る必要ないだろ?」
そう言って私の腕を引っ張り羽月の部屋に連れて行かれた。
「さぁ、寝ようか…」
そう言った羽月は電気を消した。
私達はベッドに入り私は羽月に背を向けたが、羽月は私を後ろから抱きしめている。
何だか落ち着かないし寝ようにも眠れない。
すると羽月の手が私の服の中に入ってきた。
「…っ!あっ、と、トイレに行ってくる!」
そう言って起き上がろうとしたらまた阻止された。
「歯磨きする前に行っただろ?嘘はいけないよ優子ちゃん?」
そう言って私にキスをした。
「好きな女が近くに居るだけで触れたくなるし、俺はずっと我慢してた。だけどもう我慢はしない。優子は俺だけ見て俺を感じてくれ。」
そう言われてまたキスをされ、そのキスは次第に深くなり私はそのキスだけで蕩けそうになった。
愛撫をされる度に私の体が羽月を欲しがる。
だけど焦らされて私は一人で達してしまった。
呼吸が乱れる私に追い打ちをかけるように羽月の熱い物が押し当てられた。
「ま、待って」
「待てない!」
そう言われて私の中に熱い物が差し込まれた。
「あっ…」
さっき絶頂に達した私の体は更に熱を帯びて甘い吐息が部屋中に響いた。