夜まで待てない
「私ね、昨日に色々と考えたんだ。真城とは気も合ったし仲良くなるのに時間もかからなかった。バイだと知った時も真城は変な人だとも思わなかったし、同じ人間でも考え方が違うように恋愛でも同性を好きになる事もあるから。でもそんな真城だから私は好きになったのかもしれない。私には勿体無いくらい大事にしてくれるし、付き合いは短いけど、真城とならこれから先もずっと幸せで居られると思った。今日こうやって結婚式を挙げられるのは優子と羽月くんのおかげだよ!ありがとう!」
「日菜子…日菜子が幸せなら私は嬉しいよ!
あっ、そろそろ時間だからチャペルで待ってるね?」
「うん!」
そう言って私はチャペルに向った。
中で先に待っていた羽月の隣に行った。
「お待たせ!」
「ああ、日菜子ちゃんと話できた?」
「うん!」
幸せそうな日菜子を見ると私まで幸せな気分になった。
暫くすると挙式が始まり、日菜子は日菜子のお父さんと一緒に入場した。
待ってる白崎先輩も少し緊張しているようにも見えた。
だが指輪交換をして誓いのキスをする時に結構ながくて止まらなくなるんじゃないかってヒヤヒヤした。
私達は先にチャペルを出て、日菜子と白崎先輩が出て来るのを待った。