夜まで待てない




「よお橋本、お疲れさん!」


「お疲れ様です部長!」


「今日は"鬼部長"とは言わないんだな?」


「ぶ、部長…あの時は飲み過ぎてすみません。」


あの日は飲み過ぎていたから本音が出てしまったが今日は飲み過ぎてもいない。


「それより一緒に居た男がお前の幼馴染か?」


「はい…」


「よかったな上手くいって!人生は一度きりだし後悔しないように生きろ。死んでから後悔しても遅いからな…。次は橋本の結婚式も近いかもな?じゃあまた明日!」


そう言って鬼プヨは帰って行った。


私の事を気にしてくれてたんだ…。


私も羽月の所に戻った。


「お待たせ、帰ろうか!」


「ああ!帰る前に海沿いでも散歩しないか?
せっかく近くに海があるしな。」


「うん!」


そう言って私達は海に向った。


海沿いに着くと風が気持よかった。




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