夜まで待てない




会社に着いて鬼プヨに昨日の事をもう一度謝りいつものように自分の机に座り仕事をした。


朝からバタバタと忙しくてお昼になるのも早く感じた。


日菜子といつものようにお昼に行き、今日は公園に行ってコンビニで買ったパンを食べた。


「昨日は大変だったでしょ?だけどサンプルが間に合ってよかったね!」


「うん、会議も無事に出来てホッとした。」


「ドタバタだったけど新生活の一日目はどうだった?」


「えっ…」


昨日は飲み過ぎて羽月に愚痴を聞いてもらっていたら急に羽月が押し倒してきて…


考えたらため息が出た。


「何?どうしたの?」


「それが…」


私は日菜子に昨夜の事と朝の事を話した。


「ほらね?私の言った通りじゃん!優子はそうじゃなくても羽月くんはわからないよって言ったでしょ?でもいいじゃん!羽月くんの事を優子は良く知ってるし彼氏も居ないんだから付き合ってみれば?」


「付き合ってみればと言われても私はそんな風に考えた事もないし友達で幼馴染としか思ってなかったから今でもキスされたのが信じられないんだよね。急に羽月が男になった感じで変な感じだよ…」


「だけど引っ越したばっかりだし実家にはお兄ちゃん達が帰ってきてるから羽月くんともちゃんと向き合わなきゃいけないでしょ?」


そうだよね、やっぱり一緒に住むのは止めますなんて出来ないもんね。


まさかこれを狙って羽月は…


引っ越して二日目にして何だか帰るのが凄く嫌なんですけど…。


今日は早目に帰ってご飯を作って早目に食べた後にお風呂に入って寝ちゃおう!


流石に寝てたら何もしないだろうし起こしたりはしないだろう。


いくら好きだと言われても、友達としては好きだけどそれ以上の感情がないから迫られても困る。


私が避けたら羽月だって無理に迫ってきたりはしないと思うし暫くは様子みよう。





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