夜まで待てない




お昼が終わると私は午後も仕事に集中した。


私はなるべなき残業をしないでいいようにし、早目に帰ってご飯を作って食べてお風呂に入って歯磨きをして部屋に入れば問題ないよね?


朝はどうしても一緒になるだろうからそこも早起きして羽月と会わないようにすれば羽月だって私にその気が無い事がわかって諦めてくれるかもしれない。


出来れば羽月とは前みたいに普通に話して笑えれる関係がいい。


仕事に集中した甲斐あって、鬼ポヨにも怒られる事なく仕事が終わり、私は急いで会社を出た。


帰りにマンション近くのスーパーに寄り、三日分程の食材を買って家に戻った。


羽月に前もって食費を渡されてるから作らないわけにもいかない。


マンションに帰りラフな格好に着替えると、私は急いで料理を作った。


今日は羽月の好きなオムライスとコンソメスープにサラダを作った。


オムライスはラップをしてサラダは冷蔵庫に冷やした。


私は先にご飯を食べ終えてお風呂に入った。


羽月はいつも帰りは遅いと言っていたしお風呂から上がって髪の毛を乾かして歯磨きをして部屋に入れば問題ない。


そう思いながら体を洗い湯船に浸かった時だった。


ガチャっと音がして浴室の扉が開いて私はビクッとした。


見ると裸の羽月が立っていて思わず私は叫んでしまった。


「キャーー!」


「うるせぇなぁ!静にしろよ!」


そう言って何事も無かったように中に入ってきてシャワーで体を洗うと私の入っている湯船に入ってきた。


「な、何してるの!」


「何って見ればわかるだろ?お風呂に入ってんだよ!」


「入ってんだよじゃないわよ!何考えてんの?」


そう言って私が急いでお風呂から上がった。


何で今日に限って早いわけ?
それにお風呂にまで入ってくるなんて信じられない。





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