夜まで待てない
お風呂から上がった私は急いで着替えた。
今日はタンクトップに短パンじゃなくスウェットを着た。
流石に少し暑いから腕だけは捲ったけどね。
何だかイライラした私は冷蔵庫から缶ビールを取り出してソファーに座って飲んでいた。
すると暫くしてお風呂から上がった羽月がリビングにやってきた。
「ふぅー、サッパリした!」
何て言いながら、冷蔵庫から缶ビールと冷やしていたサラダを取り出してテーブルに置くと、ラップをしていたオムライスをレンジで温めて、作っていたスープを火にかけた。
スープが温まり、レンジからオムライスを取り出してテーブルに持って行って座ると"頂きます"と言ってビールを飲みながら食べだした。
そんな羽月を私は見ないようにして見たかったテレビを見ていた。
本来なら今頃はテレビを見ずに部屋にこもっている予定だったが、羽月の帰りが早くてお風呂にまで入ってきた事により予定変更だ。