夜まで待てない




「会社での知り合いばっかで、合コンって感じじゃないよね?橋本さんも乗る気じゃないみたいだけど、良かったの?」


「急遽誘われただけですし、私は今は彼氏とかはいいかなって感じなんで……」


「そうなんだ?俺も明日香に頼まれたから彼女が居ない大学の時の友達に連絡したけど、俺も今すぐに彼女が欲しいとかなかったから、橋本さんが同じ気持ちで良かったよ。もし橋本さんが居なくて明日香の友達が居たら、会話に困ってたかもしれないしね。橋本さんとこんな風に話す事って普段はないし、前から話してみたいなとは思ってたから逆に今日は橋本さんが来てくれて嬉しかったよ」


笑顔で白崎先輩はそう言った。
白崎先輩もまぁまぁイケメンだと思うし、彼女が居ると思ってたから意外だったけど、話してみたかったとか、嬉しいとか言われて照れてしまった。


「あ、ありがとうございます。私も白崎先輩とお話し出来て嬉しいですし、こんな風に話す機会もなかったから来て良かったです。私も白崎先輩居なかったら会話に困ってました」


白崎先輩と色々と話していて、帰る前にはお互いの連絡先を交換した。


好きだからとか、気になるとかじゃないけど、会話して良い人ってのが分かったし、会社の先輩だから連絡先ぐらいなら良いかなって思った。


日菜子もいい感じの人が居て、連絡先を交換したみたいで嬉しそうだった。


明日は休みだから今日は帰ったら直ぐに寝よう。


電車に乗って家まで帰るとシャワーを浴びて、私は眠りに就いた。




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