夜まで待てない
シャワーをゆっくり浴びて着替えを済ませてリビングに行くと凄くいい匂いがした。
「優子の分もパスタ作ったから一緒に食べよう!優子の買ったおにぎりは俺が食べるから。」
「うん、ありがとう。」
何だか羽月が優しくて、あんなに昨日に怒っていたのが嘘みたいだ。
「「いただきます」」
そう言って二人でパスタを食べた。
「このパスタ美味しいね!」
「パスタを茹でながらネットで簡単に作れるの検索して作った。冷蔵庫みて材料あったから和風パスタにしたんだ。料理なんてした事ないから俺の手料理を食べたのは優子が初めてだぞ!」
そう言いながら羽月は笑った。
二人で食べて、羽月は私の買ってきたおにぎりも食べた。
先に私が食べた食器をキッチンに持って行き洗っていたら、羽月も食べ終わった食器を持ってきた。
「ここに置いとくな!」
「うん!あ、羽月、口の横にお米が付いてるよ。」
すると羽月は私に顔を近づけて言った。
「優子が取って。」
えっ…私が取るの?
私は水を止めて手を拭いた。
私は羽月の口の横に付いているお米を取ると、羽月は私の手を自分の口に持って行き、私の取ったお米を口に私の指ごと入れた。
「サンキュー、じゃあシャワー浴びてくる。」
そう言って羽月はシャワーを浴びに行った。
羽月の意外な行動にまたしても私はドキッとしてしまった。