夜まで待てない
次の日の朝。
私はいつものように会社に着いて仕事をしていた。
羽月とのキスがたまに頭に浮かんだりしたがどうにか仕事に集中した。
そしてお昼になり、私の机に日菜子と白崎先輩が来て外に食べに行こうと言った。
もう白崎先輩とお昼を食べる事が当たり前になってきている。
外に出て、今日はカフェでサンドウィッチを食べることにした。
三人で座り食べてると日菜子は言った。
「優子に報告があるんだけど私と白崎先輩、付き合う事になったから!」
「ブハッ…」
「もう汚いな優子は!」
そりゃ驚いてコーヒー吹き出すわ!
「いつから?」
私は落ち着きを取り戻して聞いた。
「昨日に一緒に飲みに行ったんだけど私達って気も合うじゃない?それに白崎先輩はバイだって言ってたから女の人も好きになるって言っていたから興味本意でキスをしてみたんだけどね…」
そう言って日菜子は白崎先輩を見て二人して照れてながら日菜子は口を開いた。
「何かさ…ノリでキスしたのに凄くキスが気持よくてもっとしたいって思っちゃってさ…白崎先輩も何かそんな感じだったしそのままホテル行ったんだけどさ、もう今までの男が糞みたいに思えるくらいよくてさ!相性がバッチリだったんだよねー?」
「そうなんだよ!俺も男だし女の子と付き合ってセックスも沢山したけど日菜子ちゃんとの相性がバッチリ過ぎたしそれに日菜子ちゃんが可愛くてお互いに好きになったんだよ!」
要するにバイの白崎先輩に何となく興味本意でキスしたらその続きがしたくなるほどよくて、実際にしてみたら相性バッチリで好きになったと…。
こんな事もあるんだね…
私なんか無視して羽月にメロメロだった白崎先輩だったけど、私の存在なんか忘れて二人でイチャイチャしてるし。
「よ、よかったね!おめでとう!」
「ありがとう!」
確かに気の合う二人だったし上手くいきそうだ。
「浮気とか許さないからね?女より男に走るのは止めてよ?男に負けるのだけは嫌!」
「日菜子が居るのに浮気なんかするわけないだろ?俺が好きなのは日菜子だけだし!」
そう言った白崎先輩は日菜子の耳元で何かを言った。
「私も…」
オイオイ!完全に私の存在ないよね?
「もう分かったからイチャイチャしないで食べるよ!」
そう言ったけどダメだ。二人の世界に入ってるし。