○○さんと。
壱
ある日突然、それはやってきた。
「ありがと。気をつけて帰ってね、ユウさん」
ユウさんはセフレで、以前一緒に住んでたりもした。
今は一人暮らしのあたしの家にちょくちょく消耗品を買ってきてくれたりする奇特な人だ。
「あぁ。ちゃんと戸締まりしろよ」
「ん、じゃね」
心配してくれるユウさんにベッドから出ることもせず、手だけで挨拶をする。
そんなあたしに苦笑しながらも
「じゃあね」
返事をして出ていくユウさん。
とてつもなく眠かったあたしはそれから暫く寝たが、3、4時間寝たところで目が覚めてしまった。
「………風呂入ろ」
まだ寝ていたかったのでリラックスするためと、体を綺麗にするために面倒くさがりながらもシャワーを浴びることにした。