○○さんと。
重要なのはここからだ。
鍵を閉めていないことなど忘れ、洗濯機にパジャマ代わりのスウェットを投げ入れ浴室に入った。
「あ"ー……あったけー…」
熱めのシャワーを頭から浴びると腹の底からそんな声が出た。
暫くシャワーを浴びてから一通り洗い終え、風呂を出た。
「寒っ…」
まだ冬の風呂上がりは寒く、暖房のついている部屋へ頭を拭きながら戻った。
はい、ここで登場さっきの場面。
「え?あんた誰?なにしてんの?」
ガシガシ頭を拭きながら部屋へ戻るとなにやら物色しているらしい男が一人。
思わず真顔で言ってしまった。