強引同期に御注意!
「流我…。」


消えてしまいそうな声とともに ヒールで歩く音が聞こえた


帰ったんだよね?


無意識の内に息を止めていた私
吸い込むと同時に言葉をはいた


「咲と付き合ってたんだ。」


気付かなかったよ


「付き合ってない。」


じゃー別れたんだ
この様子だと まだ咲は桜井の事好きだよね


私と桜井がタクシーに乗るのを見て家まできたんだもん


「勘違いしてるから 言うけど。アイツとは付き合った事ないからな。一度断ってる。」


じゃー咲の片思いか〜


「付き合えば良いのに。」



「何で俺がアイツと付き合わなきゃいけないんだよ!」


私を睨みつける
だから 怖いってばー




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