強引同期に御注意!
優しいキス 甘く溶けてしまいそうになる
ぐっと腰を引き寄せ 体をぴったりと引っ付ける



力強い体にもっと触れたい 腕を桜井の首に回そうとした時
ピタ!っとキスを止めた



もう満足したのだろうか?
私を離し 上を向いて寝ている 



私はどうしたら良い?
熱くなった体 当分眠れそうにない



案の定 次の日は寝不足だ



昨日の桜井を茜に話すと平然とした顔で



「桜井は自分からは あまり話さないじゃない。寧ろ 大人しい方よ。怒ってるのは愛梨が何かするからでしょ。」



茜まで そんな事言うの?



「私は何もしてないよ!勝手に桜井が怒ってるだけじゃない。」



「愛梨は鈍感だから 気付かないだけ。桜井が怒るのにも理由があるのよ。よく見てごらん 桜井に対する感情が変わるかもよ。」



茜は桜井の事をよく知った言い方をする
確かに 私は桜井に興味がなく 何も知らない



私は知らないうちに 桜井を怒らせていたのかな?
不愉快な 思いをさせていたのかな?



そんな事考えもしなかった



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