ティアラ
「嫌がらせをしてきた人間が……、深町と関わってる可能性が高いの」
あたしは昨日のFAXの件を話し、そこに記入されていたコンビニの支店名からそう考えているということを告げた。
「なら、余計にひとりじゃ危ない! もう部活終わったし、俺もついていくよ!」
太一は身を乗り出してくる。
「だめ! ふたりで尾行なんかしてたら、すぐにばれちゃうよ! 心配しなくても大丈夫。一応、こうやって変装もしてるし、危なくなったら逃げるから平気平気!」
あたしは外していたサングラスをつけて、にっこりほほ笑む。
だけど、太一はまだ何か言おうとしてくる。
そのとき、店内から「ありがとうございました」という声が聞こえてきた。
慌てて隣の雑貨屋に逃げ込む、あたし。
案の定、眼鏡屋から出てきたのは深町だった。
あたしは昨日のFAXの件を話し、そこに記入されていたコンビニの支店名からそう考えているということを告げた。
「なら、余計にひとりじゃ危ない! もう部活終わったし、俺もついていくよ!」
太一は身を乗り出してくる。
「だめ! ふたりで尾行なんかしてたら、すぐにばれちゃうよ! 心配しなくても大丈夫。一応、こうやって変装もしてるし、危なくなったら逃げるから平気平気!」
あたしは外していたサングラスをつけて、にっこりほほ笑む。
だけど、太一はまだ何か言おうとしてくる。
そのとき、店内から「ありがとうございました」という声が聞こえてきた。
慌てて隣の雑貨屋に逃げ込む、あたし。
案の定、眼鏡屋から出てきたのは深町だった。