ティアラ
「太一のことは大好きだよ、友達として。幸せになってほしいとも思う。でも、してあげたいとは思わないんだ」
ごめんね、太一。
でも嬉しかったよ、ありのままの自分を好きになってもらえて。
初めて見る太一の素顔は、別人かと思うくらい切なくて……。
ずっとこんな瞳であたしを見ていたのか、と思ったら胸が苦しくなった。
しばらくの間、あたしたちは沈黙の中にいた。
自分のことのように、辛そうな表情を浮かべる直子。
言葉を詰まらせている彼を、ジッと見つめるあたし。
ごめんね、太一。
でも嬉しかったよ、ありのままの自分を好きになってもらえて。
初めて見る太一の素顔は、別人かと思うくらい切なくて……。
ずっとこんな瞳であたしを見ていたのか、と思ったら胸が苦しくなった。
しばらくの間、あたしたちは沈黙の中にいた。
自分のことのように、辛そうな表情を浮かべる直子。
言葉を詰まらせている彼を、ジッと見つめるあたし。