ティアラ
「腹、減ったな。何か食って帰るか?」

昼ごはんも食べてなかっただけに、あたしのお腹も最高潮に空腹だった。

だけど、深町が調子に乗ってる気がしたから……。

「ご飯まで一緒に食べれるなんて思わないでよ」と返してしまった。

「はいはい」とつぶやく彼。

……ちょっと、きつすぎたかな?

「ご、ご飯くらいならいいわよ!!」

ガッカリしてるんじゃないかと思ったあたしは、仕方なくOKの返事を出した。

別に一緒に食べたくないってわけじゃないけど、すぐにOKを出すのはシャクだし。
< 305 / 555 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop