ティアラ
タブー
「……最近、彼氏とうまくいってないんです」
次の日の昼休み、あたしは1年のクラスへ行き、弥生ちゃんを学食へと誘った。
昨日の出来事は言わず、何気なく彼氏との仲を訊ねると、彼女の表情は曇っていく。
「やっぱり遠距離って駄目になっちゃうもんなんですかね」
無理して笑おうとする彼女。
痛々しい笑顔に言葉が詰まる。
「……この前の土曜日も泊まりに行ったの?」
問わないほうがいいとわかってはいたけれど、土曜日からどこへいたのかが気になっていたから聞いてしまった。
「喧嘩した後だったので、こないだの土日は美緒の家にいました」
次の日の昼休み、あたしは1年のクラスへ行き、弥生ちゃんを学食へと誘った。
昨日の出来事は言わず、何気なく彼氏との仲を訊ねると、彼女の表情は曇っていく。
「やっぱり遠距離って駄目になっちゃうもんなんですかね」
無理して笑おうとする彼女。
痛々しい笑顔に言葉が詰まる。
「……この前の土曜日も泊まりに行ったの?」
問わないほうがいいとわかってはいたけれど、土曜日からどこへいたのかが気になっていたから聞いてしまった。
「喧嘩した後だったので、こないだの土日は美緒の家にいました」