可愛くなんて、なれない!
たぶん、そこらの男より強い(笑)

空手師範代の親父仕込みだからな(笑)

ちょっと、お兄ちゃんとしては、誰かお嫁に貰ってくれるのか心配だな……(笑)

「ちょっと兄さん‼ちゃんと姉ちゃんは可愛いって宣伝してよ!」
と、後ろから俺の可愛い弟が来て騒いでる。

「姉ちゃんは優しいんだぞ!笑顔も可愛いんだぞ!誰かれ構わずいい顔しないし、カッコイイんだからな‼絶対に伊織さんにはあげないからな!」

慎哉の言う伊織は、俺の昔からの親友だ。

「それは無理じゃないかな(笑)昔から伊織はマーヤに一途だし、今は着々と手に入れる作戦決行中だし(笑)」
そう言って笑うと。

「笑い事じゃね~し‼マジで本当にイヤだ‼俺の姉ちゃんが、あの腹黒たらし野郎に苛められるとか耐えらんない‼」
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