可愛くなんて、なれない！

｢慎哉、残念ながら、伊織は昔からマーヤが好きなんだよ。だから諦めなね。昔から見てるけど、本当にマーヤ以外の女性は、性欲処理としか思っていない人でなしなんだよ。ま、今はそれもスッパリ辞めて、1人寂しく処理してるみたいだよ（笑）｣
と教えてあげると。

｢伊織さんの処理方法なんか聞かなくてイイし！｣

｢じゃ、お兄ちゃんの聞く？｣
とからかうと。

｢ますますいらねぇし！｣
と怒る慎哉をからかうのが楽しくて仕方がない。

｢というか、俺の事人でなしとか酷くないか？未来のお義兄様。あんまりお前にも言われたくないけど？マーヤが知らない事、教えておいてあげようか？｣
と言われたので。

｢マーヤは知らなくていいんだよ。それに、そんな事したら、マーヤに接触禁止、家も出入り禁止、マーヤは会社辞めさせて俺の下で働かせて、それは素晴らしいオススメの人物と見合いさせて結婚退社させるよ？｣

｢すみませんでした。それだけは勘弁して下さい。｣
素直に伊織が謝る。