あなたに恋をしたらダメですか?
*好きな人とデートすることになりました
「未知子さん…どうしましょ……」
「咲世ちゃんも、大変な人好きになったねぇ…」
陽悟さんが出て行って、私が未知子さんに泣き言を吐くと、未知子さんは陽悟さんのことを〝大変な人〟と言った。
「でも、好きなんです。陽悟さんのこと……」
「そっか。咲世ちゃん、ハニーラテ作ってあげるからお店閉めてきてくれる?もうお客様来ないからね」
「はい、行ってきますね」
3時前でも2時がラストオーダーだから、お客様がいない時は3時前に閉めてしまうことがある。
未知子さんの指示通り、YUKIの看板をcloseに変えると未知子さんがハニーラテを作って待ってくれていた。
「はい、今日もお疲れ様。咲世ちゃんの好きな彼と一緒の羽にしてみたよ」
「わぁ!やっぱりこの羽、可愛いなぁ〜。ありがとうございます!」
カウンター席に座り、ハニーラテを一口。はぁぁぁ、やっぱりコレ美味しいっ。
一日の疲れが、取れちゃうんだよね。今日もハニーラテ、ありがとう。
「でもさ、咲世ちゃん。彼がデートに誘ってくれたんだから、うんと楽しんできたら?斎藤さんには悪いけど」
本当に悪いと思っているの?というくらい、未知子さんは笑った。……斎藤さん、ごめんなさい。
「咲世ちゃんも、大変な人好きになったねぇ…」
陽悟さんが出て行って、私が未知子さんに泣き言を吐くと、未知子さんは陽悟さんのことを〝大変な人〟と言った。
「でも、好きなんです。陽悟さんのこと……」
「そっか。咲世ちゃん、ハニーラテ作ってあげるからお店閉めてきてくれる?もうお客様来ないからね」
「はい、行ってきますね」
3時前でも2時がラストオーダーだから、お客様がいない時は3時前に閉めてしまうことがある。
未知子さんの指示通り、YUKIの看板をcloseに変えると未知子さんがハニーラテを作って待ってくれていた。
「はい、今日もお疲れ様。咲世ちゃんの好きな彼と一緒の羽にしてみたよ」
「わぁ!やっぱりこの羽、可愛いなぁ〜。ありがとうございます!」
カウンター席に座り、ハニーラテを一口。はぁぁぁ、やっぱりコレ美味しいっ。
一日の疲れが、取れちゃうんだよね。今日もハニーラテ、ありがとう。
「でもさ、咲世ちゃん。彼がデートに誘ってくれたんだから、うんと楽しんできたら?斎藤さんには悪いけど」
本当に悪いと思っているの?というくらい、未知子さんは笑った。……斎藤さん、ごめんなさい。