あなたに恋をしたらダメですか?
早速、部屋に戻って陽悟さんに映画館のことをメールすると、またすぐに返信がきた。


《OK、じゃあ何の映画観たいか、考えておいてね。あっちに着いてから直感で決めてもいいし、任せるよ》


うーん、何の映画が観たい…かぁ。陽悟さんの好みもあるだろうし、行ってから決めようかなぁ?うん、そうしよう。





次の日、仕事が終わり駅前で待ち合わせしていたお姉ちゃんと合流した。


お姉ちゃんは、私よりもテンションが高くて、私の洋服を選ぶ…というよりは、私の着せ替えを楽しんでる感じだった。


「下着も選んどく?」
「へっ?!や、ヤダお姉ちゃん!!」
「いいじゃない、テンションも上がると思うけどな?」
「うぅ……」


そう言われると、買いたくなってしまう…。気持ちも変わるのなら、新しい下着を付けて行こうかな。


結局、下着も買って、お姉ちゃんと色んな話をしながら帰った。





「ただいま〜。ともくん、ごめんね」
「いや、大丈夫だよ。今日もカレーだろ?あっためておいた」
「さすが、ともくん!ありがとう!」
「はいはい」


家に帰ると、智明さんは帰宅していて、カレーを温めてくれていたらしく、そんな智明さんにお姉ちゃんが抱きついていた。


本当、仲良い夫婦だよねぇ。こんな二人になれたらいいなぁ。私もいつか、結婚できるといいなぁ。


< 46 / 122 >

この作品をシェア

pagetop