あなたに恋をしたらダメですか?
本当、斎藤さんには申し訳ないことをしてしまったと、今更ながら後悔してしまう。
でも私は陽悟さんが好きだから…。他の人とデートしてる場合じゃないんだ。
そんな時だ。横から私の好きな人が現れたのは──
「咲世ちゃん、待った?」
「陽悟、さんっ」
「あれ?知り合い?俺、邪魔だった?」
「え…?」
何で、何で、そんなこと言うの…。斎藤さんとのこと知っておきながら〝俺、邪魔だった?〟なんて…。
「あ、咲世ちゃん…彼氏いたんだね」
「え?いや、ちが、」
「ごめんごめん、彼氏がいるって知らなかったから…」
「いや斎藤さん、だから、」
「本当、ごめん!またYUKIにお邪魔するよ」
「え?斎藤さん!」
斎藤さんって、あんなに人の話聞かないような人だったっけ…。
「あれ、勘違いしていなくなっちゃったねぇ」
「そう、ですね……」
「でも、これでお誘い受けなくて済むんじゃない?」
「そうですかね…」
「そうだって。そのために、この時間のこの場所にしたんだから」
「え…?」
最初は陽悟さんが、なにを言っているのか、さっぱり分からなかった。
「だから、10時半待ち合わせにしたら、咲世ちゃんきっと10時に行って謝るんだろうなぁ〜って、思ったからさ」
「………」
「そこで俺が登場すれば、彼氏と間違えるでしょ?」
でも私は陽悟さんが好きだから…。他の人とデートしてる場合じゃないんだ。
そんな時だ。横から私の好きな人が現れたのは──
「咲世ちゃん、待った?」
「陽悟、さんっ」
「あれ?知り合い?俺、邪魔だった?」
「え…?」
何で、何で、そんなこと言うの…。斎藤さんとのこと知っておきながら〝俺、邪魔だった?〟なんて…。
「あ、咲世ちゃん…彼氏いたんだね」
「え?いや、ちが、」
「ごめんごめん、彼氏がいるって知らなかったから…」
「いや斎藤さん、だから、」
「本当、ごめん!またYUKIにお邪魔するよ」
「え?斎藤さん!」
斎藤さんって、あんなに人の話聞かないような人だったっけ…。
「あれ、勘違いしていなくなっちゃったねぇ」
「そう、ですね……」
「でも、これでお誘い受けなくて済むんじゃない?」
「そうですかね…」
「そうだって。そのために、この時間のこの場所にしたんだから」
「え…?」
最初は陽悟さんが、なにを言っているのか、さっぱり分からなかった。
「だから、10時半待ち合わせにしたら、咲世ちゃんきっと10時に行って謝るんだろうなぁ〜って、思ったからさ」
「………」
「そこで俺が登場すれば、彼氏と間違えるでしょ?」