あなたに恋をしたらダメですか?
「もう、いいですよ…。陽悟さんは、何食べますか?」
「俺?んー、そうだなぁ。咲世ちゃんのハンバーグって聞いたら、俺も食べたくなっちゃった。同じものにするよ」
そう言うと陽悟さんはテーブルにあったボタンを押し、店員さんを呼ぶと注文をしてくれた。
「映画、そんなに泣けた?」
「え?あー、はい。陽悟さんは、感動しませんでしたか?」
「んー」
やっぱり女と男じゃ、違うのかな。陽悟さんは、首を傾げたまま黙ってしまった。
「私、ああいう話大好きです。本気で人を好きになれなかった人が、好きだと気付いた瞬間の行動とか言葉とか」
映画の中のヒーローは過去に浮気をされて、それから女性を信じられなくなってたんだよね。
だけど、ヒロインの子が何度も何度もアタックして、だけどやっぱりヒーローくんは前に進めなくて。
もうダメなんだ、と思ったヒロインちゃんがヒーローくんの前から姿を消しちゃうんだよね。
それで、ヒーローくんが自分の気持ちに気付いて…。そこからは本当に早くて、もう二人が幸せになれたことが嬉しくて嬉しくて…。
でも、陽悟さんは違ったみたい…。
「俺?んー、そうだなぁ。咲世ちゃんのハンバーグって聞いたら、俺も食べたくなっちゃった。同じものにするよ」
そう言うと陽悟さんはテーブルにあったボタンを押し、店員さんを呼ぶと注文をしてくれた。
「映画、そんなに泣けた?」
「え?あー、はい。陽悟さんは、感動しませんでしたか?」
「んー」
やっぱり女と男じゃ、違うのかな。陽悟さんは、首を傾げたまま黙ってしまった。
「私、ああいう話大好きです。本気で人を好きになれなかった人が、好きだと気付いた瞬間の行動とか言葉とか」
映画の中のヒーローは過去に浮気をされて、それから女性を信じられなくなってたんだよね。
だけど、ヒロインの子が何度も何度もアタックして、だけどやっぱりヒーローくんは前に進めなくて。
もうダメなんだ、と思ったヒロインちゃんがヒーローくんの前から姿を消しちゃうんだよね。
それで、ヒーローくんが自分の気持ちに気付いて…。そこからは本当に早くて、もう二人が幸せになれたことが嬉しくて嬉しくて…。
でも、陽悟さんは違ったみたい…。