あなたに恋をしたらダメですか?
結局何も言えないまま、咲世ちゃんを家まで送った。
最後に見たのは咲世ちゃんの笑顔だった。
涙を堪えていたのかもしれないけど、笑顔で「陽悟さんもお幸せに」と言って、俺の前から消えた。
どうすればいいのか分からず、とりあえず蒼井さんの家に行くと蒼井さんはさっき仕事に戻ったらしく紫月ちゃんしかいなかった。
「陽悟さん、何かあったでしょ」
「……うん」
蒼井さんがいないのなら、ここにいるわけにもいかないと、帰ろうとした俺に紫月ちゃんから、この言葉をかけられた。
素直に頷くと紫月ちゃんは「私だって話くらい聞けますよ」と、家の中に入ってと勧められた。
多少戸惑いはあったものの、俺もダメージをくらっていたのか、素直に紫月ちゃんの後を付いて部屋に入ることを選択した。
「今日さ、例の彼女に告白された」
「えっ!やったじゃないですか、陽悟さん!もちろんOKしたんですよねっ?」
「いや……」
俺がそう言うと紫月ちゃんは、眉をひそめて〝どうして?〟と言いたそうな顔をした。
最後に見たのは咲世ちゃんの笑顔だった。
涙を堪えていたのかもしれないけど、笑顔で「陽悟さんもお幸せに」と言って、俺の前から消えた。
どうすればいいのか分からず、とりあえず蒼井さんの家に行くと蒼井さんはさっき仕事に戻ったらしく紫月ちゃんしかいなかった。
「陽悟さん、何かあったでしょ」
「……うん」
蒼井さんがいないのなら、ここにいるわけにもいかないと、帰ろうとした俺に紫月ちゃんから、この言葉をかけられた。
素直に頷くと紫月ちゃんは「私だって話くらい聞けますよ」と、家の中に入ってと勧められた。
多少戸惑いはあったものの、俺もダメージをくらっていたのか、素直に紫月ちゃんの後を付いて部屋に入ることを選択した。
「今日さ、例の彼女に告白された」
「えっ!やったじゃないですか、陽悟さん!もちろんOKしたんですよねっ?」
「いや……」
俺がそう言うと紫月ちゃんは、眉をひそめて〝どうして?〟と言いたそうな顔をした。