あなたに恋をしたらダメですか?
「でもね、咲世ちゃんに好きって言われた時、どうしていいか分からなかったんだ。もし、万が一付き合って咲世ちゃんに暴力でも振るってしまったらどうしよう、って。そう思ったら、やっぱり俺は幸せを願うしかないと思ったんだよ」
だから、あの時ファミレスで、あんな表情(かお)をしていたんだ…。
「でも、咲世ちゃんと会わないって決めたくせに、結局ツラくなって蒼井さん家に行ったんだ。そしたら、紫月ちゃんにメタメタにやられた…」
「ぷっ…」
「あ、笑ったな?」
笑っちゃいけないと思ったけど、何となく想像が出来てしまった…。
陽悟さんはムスッとして、唇を尖らせたけど、すぐに真面目な顔になった。
「紫月ちゃんに言われたからじゃないけど、俺は咲世ちゃんが好き。まだ不安は正直あるんだ。でも、他の奴に渡したくないし、咲世ちゃんは俺の横で笑っていてほしいんだ」
「陽悟さん……」
「たくさん傷付けたけど、俺と結婚前提に付き合ってくれる?」
「けっ?!、」
い、今。結婚前提って言った?!言った、よね…?
「咲世ちゃんは、俺じゃ不満?」
「ふ、不満なんて!そんな!!でも私なんて、恋愛経験もないし、ただ陽悟さんが好きっていう気持ちしか…」
「その気持ちが一番大事だろ?」
……そうだけど。でも恋人すら経験のない私が結婚って…。
「不安?」
「それは、まぁ…不安ですよ…」
「大丈夫。俺も恋愛初心者みたいなもんだから、ゆっくり進もう?何も今すぐに結婚なんて、言わないよ」
「…はい」
だから、あの時ファミレスで、あんな表情(かお)をしていたんだ…。
「でも、咲世ちゃんと会わないって決めたくせに、結局ツラくなって蒼井さん家に行ったんだ。そしたら、紫月ちゃんにメタメタにやられた…」
「ぷっ…」
「あ、笑ったな?」
笑っちゃいけないと思ったけど、何となく想像が出来てしまった…。
陽悟さんはムスッとして、唇を尖らせたけど、すぐに真面目な顔になった。
「紫月ちゃんに言われたからじゃないけど、俺は咲世ちゃんが好き。まだ不安は正直あるんだ。でも、他の奴に渡したくないし、咲世ちゃんは俺の横で笑っていてほしいんだ」
「陽悟さん……」
「たくさん傷付けたけど、俺と結婚前提に付き合ってくれる?」
「けっ?!、」
い、今。結婚前提って言った?!言った、よね…?
「咲世ちゃんは、俺じゃ不満?」
「ふ、不満なんて!そんな!!でも私なんて、恋愛経験もないし、ただ陽悟さんが好きっていう気持ちしか…」
「その気持ちが一番大事だろ?」
……そうだけど。でも恋人すら経験のない私が結婚って…。
「不安?」
「それは、まぁ…不安ですよ…」
「大丈夫。俺も恋愛初心者みたいなもんだから、ゆっくり進もう?何も今すぐに結婚なんて、言わないよ」
「…はい」