あなたに恋をしたらダメですか?
「ねぇ、陽悟。抱いて…?シャワーはもう浴びてきたから」
「なぁ、緋紗子。俺と縁を切って?」
「えっ…?」
首に両手を回し、身体をくねらせた緋紗子に冷たい言葉を放つと、緋紗子の顔色が変わった。
「な、んで…どうしてっ?!」
「そんなの緋紗子が一番分かってるだろ?俺のこと、本気だろ」
「ちがっ、」
「違わないでしょ。もう、無理」
「……やだっ、陽悟と縁切りたくない!ねぇ、これ以上の関係は望まないから!だから、私を近くに置いて?!」
「悪いけど、無理」
冷たいって自分でも思う。けど、こうでもしなきゃ咲世とは一緒になれないんだ。
「やだ、やだやだ!陽悟は私のこと、嫌い…?」
「あぁ、嫌いだね。もう顔も見たくない、悪いけど」
「………」
そんなことない。嫌いにはなってない。でも、好きにもなれないんだよ。
頼むから分かってほしい。俺のただのワガママだけど。
「……最後にもう一回、」
「悪いけど、それも無理」
「……ど、してっ、」
緋紗子はズルズルと泣き崩れた。本当、最低だな俺。
「緋紗子、俺じゃない誰かと幸せになって」
「………」
「緋紗子は、すげぇ美人だよ。性格だっていい。きっと違う形で出会ってたら、俺たちはいい関係でいられたと思う。ごめんな、俺が緋紗子の人生狂わせたな…」
「なぁ、緋紗子。俺と縁を切って?」
「えっ…?」
首に両手を回し、身体をくねらせた緋紗子に冷たい言葉を放つと、緋紗子の顔色が変わった。
「な、んで…どうしてっ?!」
「そんなの緋紗子が一番分かってるだろ?俺のこと、本気だろ」
「ちがっ、」
「違わないでしょ。もう、無理」
「……やだっ、陽悟と縁切りたくない!ねぇ、これ以上の関係は望まないから!だから、私を近くに置いて?!」
「悪いけど、無理」
冷たいって自分でも思う。けど、こうでもしなきゃ咲世とは一緒になれないんだ。
「やだ、やだやだ!陽悟は私のこと、嫌い…?」
「あぁ、嫌いだね。もう顔も見たくない、悪いけど」
「………」
そんなことない。嫌いにはなってない。でも、好きにもなれないんだよ。
頼むから分かってほしい。俺のただのワガママだけど。
「……最後にもう一回、」
「悪いけど、それも無理」
「……ど、してっ、」
緋紗子はズルズルと泣き崩れた。本当、最低だな俺。
「緋紗子、俺じゃない誰かと幸せになって」
「………」
「緋紗子は、すげぇ美人だよ。性格だっていい。きっと違う形で出会ってたら、俺たちはいい関係でいられたと思う。ごめんな、俺が緋紗子の人生狂わせたな…」