窓ぎわ橙の見える席で
あとがき
この度は、「窓ぎわ橙の見える席で」に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました!
ようやくここに完結でございます!
初めましての方も、私の作品はいくつか読まれている方も、様々いらっしゃると思いますが。
いかがでしたでしょうか?
えー、お気づきかと思いますが、私の書く物語はあまり一般ウケしないものが多くてですね、ほんと胸キュンとか求めてらっしゃる方には物足りないかと思って申し訳ないです、はい。
ですが、数え切れないほどあるケータイ小説の中に、こんなのんびりほのぼのしたものもあるよーってことで、箸休めくらいになれば光栄です!
この作品に出てきた辺見くんですが、私の従兄弟が彼のモデルです。恐ろしいほどの虫マニアなんです、よく子供の頃に泣かされました。
虫が苦手な私に向かってカマキリを持って突進してきたり、寄生虫とか面白半分で取り出したり(ハリガネムシを……ぞわぞわ〜っ)、とにかくとんでもない男でした。
その従兄弟が先日結婚しまして。
そういう人を理解してくれる人がいても不思議じゃないんだなぁなんて。
世の中うまく出来てるんだと感心したのです!
で、生物オタクで痩せ型のダサ男が普通の女の子と恋をする話でも書いてみるかー、となったわけなんですね。
辺見くんの見た目に関しては、勝手ながら私の好きな俳優さんを当てはめましたがね。えへへ。
イケメンじゃない人を魅力的に書くのが大好きな私の、完全なるエゴが生み出した男。
それが辺見甚なのでした。
書いてて楽しかったです。
次回作はもう少し一般ウケしそうな、胸キュンやらドキドキ要素を取り入れた話にしようと思っていますので、今回のは本当に箸休めとして読んでくださいませ。笑
あー、変な人と恋したい。
そんな願望を抱く絶賛育児中のアラサーな私をお許し下さい。
頭の片隅に残る作品を書けるように、これからも頑張ります!
またいつかどこかで。
柴本 奏