あの日、私は兄に誓う
fast
常時高校に通う1年の私、綾野 香。
こう見えて、優等生なの。アベレージ90を誇る奇才として名高き地位を確立していた。
けど…そんな私にも1つだけ秘密がある。
それは暴走族、『永遠』の総長であること。
それは数ヵ月前に逆上るー
大好きなお兄ちゃんの務める暴走族にチョクチョク参加してたんだ。
そこでは『姫』って皆から大事にしてもらってた。
けど…ある日、族狩りをしていた輩に絡まれて乱闘巻き込まれて…殺られた。
悔しくて苦しくて…何日も泣いた。
けど、総長が死んだんだから潰せるなんて考えてた私は甘かった。
だって皆お兄ちゃんのこと大好きだったんだもん。
誰も何も言えなくて…時間だけが過ぎて行く。
自然消滅寸前だった。
だけどね、私、言われたの。
No.2でお兄ちゃんの大親友だった幼馴染みの先輩、 安西博明さんに。
「アイツに頼まれた。俺が命かけて、香を守るからだから、アイツの分まで暴走族を守って欲しい」って。
正直バカかって思ってた。私の思考では暴走族なんて不良が意気がってるだけじゃないか!!って。
けどね、その博明さんの言葉に無意識に涙が頬を伝ったの。
その時涙の意味はわからなかった。
けど、知ったことがあるの。
この地域は暴走族が多いこと。そしてお兄ちゃんが残してきた数々の功績。
暴走族として、男して、カッコ良かったって誰もが思ってたらしいんだ。
私ね、それ聞いて、本能的に、こんなお兄ちゃんが大切に守ってきた暴走族をここで潰しちゃいけない…そんな気がしたの。
だから私、博明さんに頼んで、皆を徴集した。
改めて挨拶がしたいと…。
私は皆の前で想いを語った。ほんとは潰れろって思ったりもしたことも、全て打ち明けたの。
そしたら皆受け入れてくれて…
そうして私は、兄の意志を継ぐため、そして暴走族として永遠にNo.1であり続ける為に、『姫』から『総長』となった。
ってまぁだいたいこんなところかな?
お母さんは最初、はぁ?とか言ってたけど…今では応援してくれてる。
こう見えて、優等生なの。アベレージ90を誇る奇才として名高き地位を確立していた。
けど…そんな私にも1つだけ秘密がある。
それは暴走族、『永遠』の総長であること。
それは数ヵ月前に逆上るー
大好きなお兄ちゃんの務める暴走族にチョクチョク参加してたんだ。
そこでは『姫』って皆から大事にしてもらってた。
けど…ある日、族狩りをしていた輩に絡まれて乱闘巻き込まれて…殺られた。
悔しくて苦しくて…何日も泣いた。
けど、総長が死んだんだから潰せるなんて考えてた私は甘かった。
だって皆お兄ちゃんのこと大好きだったんだもん。
誰も何も言えなくて…時間だけが過ぎて行く。
自然消滅寸前だった。
だけどね、私、言われたの。
No.2でお兄ちゃんの大親友だった幼馴染みの先輩、 安西博明さんに。
「アイツに頼まれた。俺が命かけて、香を守るからだから、アイツの分まで暴走族を守って欲しい」って。
正直バカかって思ってた。私の思考では暴走族なんて不良が意気がってるだけじゃないか!!って。
けどね、その博明さんの言葉に無意識に涙が頬を伝ったの。
その時涙の意味はわからなかった。
けど、知ったことがあるの。
この地域は暴走族が多いこと。そしてお兄ちゃんが残してきた数々の功績。
暴走族として、男して、カッコ良かったって誰もが思ってたらしいんだ。
私ね、それ聞いて、本能的に、こんなお兄ちゃんが大切に守ってきた暴走族をここで潰しちゃいけない…そんな気がしたの。
だから私、博明さんに頼んで、皆を徴集した。
改めて挨拶がしたいと…。
私は皆の前で想いを語った。ほんとは潰れろって思ったりもしたことも、全て打ち明けたの。
そしたら皆受け入れてくれて…
そうして私は、兄の意志を継ぐため、そして暴走族として永遠にNo.1であり続ける為に、『姫』から『総長』となった。
ってまぁだいたいこんなところかな?
お母さんは最初、はぁ?とか言ってたけど…今では応援してくれてる。
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