あの日、私は兄に誓う
翌日ー

久しぶりに一人で学校に向かった。

いつもの光景を思い出しながら、少し寂しく、ため息を着いた。

先輩は毎日、笑顔でおはよーって迎えてくれたな。

そんなこと思いながらトボトボ歩いた。

今日から新学期、いや、新学年だって言うのに…私ったら、なんてダルそうに歩いてるのかしら?

そう自分に自問自答しながら歩いた。

グランドに入った瞬間、「おはよー」と光は現れた。

普段と何ら変わりなく…って本とは、こっちが普通か?

「そーいやさぁ、掲示板みた?俺らさ、クラス違うみたいだよ?」と言われて、私はフリーズした。

えっ?ここに来て、クラス違うの?!

信じてたのに…また光と同じクラスだって。

私は慌てて掲示板を見つめた。

ほんとだ。私は…A組なのに、光は…D組?

なんでよ!私はまた泣きそうになった。

「ゴメン。やっぱり学力が維持出来なくてさぁ、離された」と光は苦笑いを浮かべて言った。

そう、このクラス決めに大きく影響してくるのは、学年最後の進級試験だ。

私はいつも通りに頑張れたので、当然の結果と言えばそうだった。

けど…光には厳しかったらしい。

てことは、私、頭固いガリ勉さんたちと一緒ってわけ?

うっわぁ、最悪。

最高空気重いじゃん‼私は今日何度めかのため息をついた。

って、そんなん言ってる場合じゃなかったわ‼

忘れるとこだったけど…私、在校生代表挨拶しなくちゃいけないんだった。

私たちはくつ箱で別れ、慌てて、教室に向かい、鞄を置くと、体育館に向かった。

体育館では入学式のセレモニーが行われるー

私は挨拶を促され、前に出て挨拶をした。

終わって一息ついたが、片付けなどに追われた。

そっか、今までは特別メンバーでこーゆうことはしてこなかったけど…

生徒会になったってことはこーゆうこともしなくちゃいけないのよね。

私はテキパキと片付けながら周りの人に指示を出した。

ふぅ、何とか終わって教室に戻れたその時にはすでにクタクタ。

幸い今日は授業無くて助かるわ。

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