あの日、私は兄に誓う
はあぁ~やっぱり寝不足で学校キツいなぁ…
けど、そんなこと言ってられないよね。
私はうとうと来そうなのを必死でこらえて、気合いだけで授業に挑んでいる。
幸い、社会とか…英語とか…眠くなる授業はない。
他の科目は何とかなるのだ。私の経験上?(笑)
何とか半日終わった。お弁当を持って席を立った時、
「一緒にご飯食べない?」と声をかけてきたのは光。
「あー、うん」と私は言って、私たちは食堂に向かった。
けど、1年の私たちからすれば、食堂なんて遠すぎる。
けど…走ることなく食堂に向かった。
席を確保したーなのに…先輩方が、テーブルを叩き、どけとか言ってくる。
私は先輩方を睨む。
「聞こえてんだろ?さっさとどけよ!」と苛立った先輩方の声。
光は関わりたくないと言わんばかりに退こうとする。
私はその腕を掴み強引に座らせた。
「いい度胸してるね。退かないの?」と今度は横にいた先輩が言う。
私はこーゆうやつが大嫌い。先輩という理由で席を奪おうとしたり並んでるやつらの間に横入りしたりするバカな不良…。
私は席を立ちながら、言う。
「私が先に座ってたので…退いてやる理由ないでーす」って。
ってまあ、こんなことばっかり言ってるから喧嘩になったりするんだろうけど。
「ん、だと…?てめぇ、誰に口聞いてる?」とキレてきた先輩。
「てめぇ…じゃなくて、綾野香です。横入りも、席奪うのも間違ってますから。先輩という理由で奪えると思ってるなら…他の人をあたって下さい。何言われようと、私は退きませんよ?飯まだやし…早く食わしてもらえます?腹減ってんだけど?」と私が言うと、先輩方は舌打ちしながら去っていった。
その日から、私はいじめられるようになったのだけど…。
クラスからではない。先輩からのイジメだ。
心も体もボロボロになってきた。
けど…メンチ切った私への試練なのだろうと私は耐えている。
それに、光はそばにいてくれる。
それだけで頑張れた。けどね…やっぱり辛いよ。
光は慰めてくれるけど。ねぇ、どーしたらいいの?
私が間違ってたのかな…
光が見かねて言った言葉に私は救われた。
「大丈夫!間違ってなかった。大抵のやつが関わりたくないから見て見ぬふりして相手にしてないだけ。けど…ちゃんと言えるのはすごいことだよ?先輩の不良に」と。
その言葉に私は心からホッとした
けど…涙が…
「先輩にはちゃんと相談した?」と聞いてくる。
出来るわけないよ…。迷惑とか心配かけたくないし…
「このまま苦しんでたくないだろ?俺は…そばにいてやることしか出来ない…」と光が悔しそうに言う。
ゴメン。私はただ謝ることしか出来ない…
『ねぇ、お兄ちゃん…私はどうすればいいの?』心の中でそっと呟いた。
返事なんてあるわけない…そんなことわかってる。
けど…お兄ちゃんがいてくれたら…
って何度も思うんだ。
お兄ちゃんなら、とか、お兄ちゃんだったらこう言ってくれるかな?とか…。
ねぇ、これって私はお兄ちゃんに甘えてるだけなのかな?
不安で寂しくて…辛い。お兄ちゃんに会いたい。
声が聞きたい。バカだなって笑いながら頭撫でてよ…。笑顔で守ってよ…
最近特にそう思うよ…。ねぇ、お兄ちゃん、ホントにどうしたらいいの?私。
私は何も気づかなかったんだけど…今スゴく暖かいものに包まれてる?!
ふと我に返ってその状況を理解…出来ない。
ナゼか博明さんに抱き締められてる!?
「…んで…博明さん…?」と私が言うと、
「光に教えてもらったの。苦しそうだから助けて…って」と博明さんは言った。
私は何も言えなかった。
「無理すんな」と一言声をかけられた。
いつまでそうしていたのか、わからないけど、気づけばチャイムが鳴っていて…
私たちは慌てて教室に戻った。
何とか、昼からの授業を終えて、帰り支度していると、廊下がやけに騒がしい…。
ふと、廊下を見ると、『生徒会御一行様』が勢揃いしていた。
何で生徒会様?私、目をつけられたってこと?
「綾野香さんですよね?」と先頭に立っていた男子が声をかけてきた。
多分会長なんだろう…。
「はい…」と私が言うと、私は生徒会室までほぼ強制連行される形で連れていかれた。
「申し訳ない。かけてくれ」とソファーに座るよう指示され私は男子と向かい合って座った。他の生徒?は立っている。
生徒会って、こんな権力差あるの?
「キミの行動には感動した。だから、俺はキミを大事にしたい」と言われた。
はあ?何いってんの?この人…。
ワケわかんない…。
「キミへのいじめは辞めさせられる…その代わり、キミに力をかりたいんだ…」と言ってきた。
なるほど…交換条件ね。
私を守る代わりに、生徒会に力を貸してくれと。
それは私にメリットある?
確かに、ゲスな不良達の行動には納得出来ない部分多いけど…私にどーしろと?
戦えとでも言うつもり?
「どのような協力を?」と私はストレートに聞いてみた。
「…生徒会に入ってほしい…」と言われた。
えっ、いきなり?私が生徒会…?!
そんなのムリだよ!務まるわけない…。
どうしよう? けど、これは私に来た依頼なわけだよね?博明さんに相談したいけど…いつまでも頼りっきりは良くないよね?
博明さん、卒業したら私、自分の判断で多くのことを決めないといけなくなる…。
「もし、キミがやる気になってくれるなら、生徒会といっても、正式メンバーではなく、特別メンバーとしてサポートをお願いしたい」と言われた。
特別メンバー…ねぇ。それならいいかな…
って、そう簡単に決められないよ。
「少し考えさせて下さい。近いうち、必ず返事します!!」と私は言った。
そのあと結局、博明さんに相談してしまった。
しばらくして…私は生徒会特別メンバーになった。
けど、そんなこと言ってられないよね。
私はうとうと来そうなのを必死でこらえて、気合いだけで授業に挑んでいる。
幸い、社会とか…英語とか…眠くなる授業はない。
他の科目は何とかなるのだ。私の経験上?(笑)
何とか半日終わった。お弁当を持って席を立った時、
「一緒にご飯食べない?」と声をかけてきたのは光。
「あー、うん」と私は言って、私たちは食堂に向かった。
けど、1年の私たちからすれば、食堂なんて遠すぎる。
けど…走ることなく食堂に向かった。
席を確保したーなのに…先輩方が、テーブルを叩き、どけとか言ってくる。
私は先輩方を睨む。
「聞こえてんだろ?さっさとどけよ!」と苛立った先輩方の声。
光は関わりたくないと言わんばかりに退こうとする。
私はその腕を掴み強引に座らせた。
「いい度胸してるね。退かないの?」と今度は横にいた先輩が言う。
私はこーゆうやつが大嫌い。先輩という理由で席を奪おうとしたり並んでるやつらの間に横入りしたりするバカな不良…。
私は席を立ちながら、言う。
「私が先に座ってたので…退いてやる理由ないでーす」って。
ってまあ、こんなことばっかり言ってるから喧嘩になったりするんだろうけど。
「ん、だと…?てめぇ、誰に口聞いてる?」とキレてきた先輩。
「てめぇ…じゃなくて、綾野香です。横入りも、席奪うのも間違ってますから。先輩という理由で奪えると思ってるなら…他の人をあたって下さい。何言われようと、私は退きませんよ?飯まだやし…早く食わしてもらえます?腹減ってんだけど?」と私が言うと、先輩方は舌打ちしながら去っていった。
その日から、私はいじめられるようになったのだけど…。
クラスからではない。先輩からのイジメだ。
心も体もボロボロになってきた。
けど…メンチ切った私への試練なのだろうと私は耐えている。
それに、光はそばにいてくれる。
それだけで頑張れた。けどね…やっぱり辛いよ。
光は慰めてくれるけど。ねぇ、どーしたらいいの?
私が間違ってたのかな…
光が見かねて言った言葉に私は救われた。
「大丈夫!間違ってなかった。大抵のやつが関わりたくないから見て見ぬふりして相手にしてないだけ。けど…ちゃんと言えるのはすごいことだよ?先輩の不良に」と。
その言葉に私は心からホッとした
けど…涙が…
「先輩にはちゃんと相談した?」と聞いてくる。
出来るわけないよ…。迷惑とか心配かけたくないし…
「このまま苦しんでたくないだろ?俺は…そばにいてやることしか出来ない…」と光が悔しそうに言う。
ゴメン。私はただ謝ることしか出来ない…
『ねぇ、お兄ちゃん…私はどうすればいいの?』心の中でそっと呟いた。
返事なんてあるわけない…そんなことわかってる。
けど…お兄ちゃんがいてくれたら…
って何度も思うんだ。
お兄ちゃんなら、とか、お兄ちゃんだったらこう言ってくれるかな?とか…。
ねぇ、これって私はお兄ちゃんに甘えてるだけなのかな?
不安で寂しくて…辛い。お兄ちゃんに会いたい。
声が聞きたい。バカだなって笑いながら頭撫でてよ…。笑顔で守ってよ…
最近特にそう思うよ…。ねぇ、お兄ちゃん、ホントにどうしたらいいの?私。
私は何も気づかなかったんだけど…今スゴく暖かいものに包まれてる?!
ふと我に返ってその状況を理解…出来ない。
ナゼか博明さんに抱き締められてる!?
「…んで…博明さん…?」と私が言うと、
「光に教えてもらったの。苦しそうだから助けて…って」と博明さんは言った。
私は何も言えなかった。
「無理すんな」と一言声をかけられた。
いつまでそうしていたのか、わからないけど、気づけばチャイムが鳴っていて…
私たちは慌てて教室に戻った。
何とか、昼からの授業を終えて、帰り支度していると、廊下がやけに騒がしい…。
ふと、廊下を見ると、『生徒会御一行様』が勢揃いしていた。
何で生徒会様?私、目をつけられたってこと?
「綾野香さんですよね?」と先頭に立っていた男子が声をかけてきた。
多分会長なんだろう…。
「はい…」と私が言うと、私は生徒会室までほぼ強制連行される形で連れていかれた。
「申し訳ない。かけてくれ」とソファーに座るよう指示され私は男子と向かい合って座った。他の生徒?は立っている。
生徒会って、こんな権力差あるの?
「キミの行動には感動した。だから、俺はキミを大事にしたい」と言われた。
はあ?何いってんの?この人…。
ワケわかんない…。
「キミへのいじめは辞めさせられる…その代わり、キミに力をかりたいんだ…」と言ってきた。
なるほど…交換条件ね。
私を守る代わりに、生徒会に力を貸してくれと。
それは私にメリットある?
確かに、ゲスな不良達の行動には納得出来ない部分多いけど…私にどーしろと?
戦えとでも言うつもり?
「どのような協力を?」と私はストレートに聞いてみた。
「…生徒会に入ってほしい…」と言われた。
えっ、いきなり?私が生徒会…?!
そんなのムリだよ!務まるわけない…。
どうしよう? けど、これは私に来た依頼なわけだよね?博明さんに相談したいけど…いつまでも頼りっきりは良くないよね?
博明さん、卒業したら私、自分の判断で多くのことを決めないといけなくなる…。
「もし、キミがやる気になってくれるなら、生徒会といっても、正式メンバーではなく、特別メンバーとしてサポートをお願いしたい」と言われた。
特別メンバー…ねぇ。それならいいかな…
って、そう簡単に決められないよ。
「少し考えさせて下さい。近いうち、必ず返事します!!」と私は言った。
そのあと結局、博明さんに相談してしまった。
しばらくして…私は生徒会特別メンバーになった。