あの日、私は兄に誓う
私は改めて、食卓についた。
お父さん、お母さん、そしてなぜか博明さん、は姿勢を正した。
「今日ね、結果が届いたの。合格だった」と私は言った。
「おめでとう」と3人は手を叩いて喜んでくれた。
「そこで、真面目な話なんだけど、夜の活動、引退しようと思う。お兄ちゃんの果たせなかったNo.1になる夢も叶えた。内定取り消しになるのは避けたいし、これからの将来を見据えて今こそがその時期だと思ってる」と私は、家族の前で伝えた。
本とは、悩んだ。博明さんにだけ言おうと思ってた。
けど…今まで何も言わずに、応援し、見守ってくれていた。
だからこそ、ちゃんと自分の口で伝えるべきだと思った。
お母さんとお父さんは頷きながら、
「あなたがそう、望むなら、そうしなさい」と言ってくれた。
話を終えて、部屋に戻ると、博明さんは入ってきてくれた。
「これで関係が終わるわけじゃない。例え、永遠の活動が終わっても、俺はお前のお兄ちゃんでいるからな」と言ってくれた。
「明日、徴収してもらえますか?最後もやっぱり私の気持ち伝えたいので」と私が言うと、
わかったと抱き締めてくれた。
翌日、いつものように準備して家を出た。
光はいつものように迎えに来てくれた。
内定の話、他愛無い話をしてたらあっという間についてしまう。
いつもとかわらない日常が始まる。
珍しく、生徒会メンバーは現れなかった。
なので私と光は珍しく二人で教室の前まで向かえた。
光を見送り教室のドアを開けるといつもより、厳しい視線が飛んで来た。
ん?何で…もしかして、もう内定の話回ってるとか?
私はとりあえず、席につく。
しばらくして、担任が入ってきた。
「相変わらず、この教室、息が詰まりそうな位重いなぁ、空気…」独り言のようにぼやいてる。
私も早く卒業したい!
授業は相変わらず、つまらないけど、何とか気合いで乗り越えて、無事昼休み。
光が「どした?渋い顔して」と聞いてきた。
「うん。少し怖いんだ。みんなに何て伝えていいか…」私はそう言ったが、
「気にすることないんじゃないかな?想ったことを伝えれば皆理解してくれるよ。お前は諦めず最後まで全うしたよ。たぶんこれからもそうやって自分の人生歩んでいくんだと思う。俺はそれを親友として、1番近くで見守りたいと思ってる。同盟が切れても関係は変わらないよ」
光がそうやって励ましてくれるから、少し心が楽になった。
その日の放課後ー
私はいつものように生徒会室で一人作業をしていた。
そこにノギリンが現れて…
「会長、悪いんだが…」と随分申し訳なさそうに言った。
何でも、例の白い粉事件は解決したのに今度は葉っぱが出回ってるって。
おいおい、この学校ほんとにヤバイやつらばっかしじゃん!
「…てことは、ブツですよね?こちらも」と私が言うと、ノギリンは頷いた。
てか、ノギリンは毎回どっから情報仕入れてくるのよ?!
まあいいわ!どうせ、大学内定、族も引退するんだし、最後の仕事と思って全うするわよ
「で?情報はあるんですよね?」とノギリンに詰め寄るが目をそらされてしまった。
チッ!マジかよ。また最初から?
めんどくさ!!まあ仕方ないわよね。
「わかりました」とだけ私は言った。
ノギリンはホッとしたように小さく笑った
お父さん、お母さん、そしてなぜか博明さん、は姿勢を正した。
「今日ね、結果が届いたの。合格だった」と私は言った。
「おめでとう」と3人は手を叩いて喜んでくれた。
「そこで、真面目な話なんだけど、夜の活動、引退しようと思う。お兄ちゃんの果たせなかったNo.1になる夢も叶えた。内定取り消しになるのは避けたいし、これからの将来を見据えて今こそがその時期だと思ってる」と私は、家族の前で伝えた。
本とは、悩んだ。博明さんにだけ言おうと思ってた。
けど…今まで何も言わずに、応援し、見守ってくれていた。
だからこそ、ちゃんと自分の口で伝えるべきだと思った。
お母さんとお父さんは頷きながら、
「あなたがそう、望むなら、そうしなさい」と言ってくれた。
話を終えて、部屋に戻ると、博明さんは入ってきてくれた。
「これで関係が終わるわけじゃない。例え、永遠の活動が終わっても、俺はお前のお兄ちゃんでいるからな」と言ってくれた。
「明日、徴収してもらえますか?最後もやっぱり私の気持ち伝えたいので」と私が言うと、
わかったと抱き締めてくれた。
翌日、いつものように準備して家を出た。
光はいつものように迎えに来てくれた。
内定の話、他愛無い話をしてたらあっという間についてしまう。
いつもとかわらない日常が始まる。
珍しく、生徒会メンバーは現れなかった。
なので私と光は珍しく二人で教室の前まで向かえた。
光を見送り教室のドアを開けるといつもより、厳しい視線が飛んで来た。
ん?何で…もしかして、もう内定の話回ってるとか?
私はとりあえず、席につく。
しばらくして、担任が入ってきた。
「相変わらず、この教室、息が詰まりそうな位重いなぁ、空気…」独り言のようにぼやいてる。
私も早く卒業したい!
授業は相変わらず、つまらないけど、何とか気合いで乗り越えて、無事昼休み。
光が「どした?渋い顔して」と聞いてきた。
「うん。少し怖いんだ。みんなに何て伝えていいか…」私はそう言ったが、
「気にすることないんじゃないかな?想ったことを伝えれば皆理解してくれるよ。お前は諦めず最後まで全うしたよ。たぶんこれからもそうやって自分の人生歩んでいくんだと思う。俺はそれを親友として、1番近くで見守りたいと思ってる。同盟が切れても関係は変わらないよ」
光がそうやって励ましてくれるから、少し心が楽になった。
その日の放課後ー
私はいつものように生徒会室で一人作業をしていた。
そこにノギリンが現れて…
「会長、悪いんだが…」と随分申し訳なさそうに言った。
何でも、例の白い粉事件は解決したのに今度は葉っぱが出回ってるって。
おいおい、この学校ほんとにヤバイやつらばっかしじゃん!
「…てことは、ブツですよね?こちらも」と私が言うと、ノギリンは頷いた。
てか、ノギリンは毎回どっから情報仕入れてくるのよ?!
まあいいわ!どうせ、大学内定、族も引退するんだし、最後の仕事と思って全うするわよ
「で?情報はあるんですよね?」とノギリンに詰め寄るが目をそらされてしまった。
チッ!マジかよ。また最初から?
めんどくさ!!まあ仕方ないわよね。
「わかりました」とだけ私は言った。
ノギリンはホッとしたように小さく笑った