勇者は辛いよ
目の前にはレッドカーペットで引かれてある長い通路が繋がっていた。両端には扉の両端にいた兵士が・・・1、2、3・・・。

え・・・50人以上100人以下。
な、長くね?

長い通路の先には偉そうに座る王様らしき人物が見える。

「おぉ、貴様が噂の勇者であるか」

奥の方で声がする。
これは王様が話してるんだよな・・・?
奥にいる兵士じゃないよな?

「そうです!勇者です!王様今日はどのようなご要件で!」

広いせいか無意識に声が大きくなる。
それを聞いた王様は笑っていた。

「なぁにをしておる。ゆっくりでいいから、こっちまで来なされ!」

奥で手招きをしているようにみえる。
マジか。この長い通路を歩くのか。
偉い人と話すのにこれはまずいもんな。

そう思い勇者は長い通路を歩き始める。

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