女神の祝福
引きずること10分。


やっと家に着いた。


家と言ってもとても小さな小屋なのだが。


複雑な事情があってここに住んでいる。


男の人を座らせ壁に寄りかからせると、急いで布団一式を床に敷いた。


その上に男の人を寝かせる。


お風呂から水を入れた桶とタオルを持ってきた。


そして、額についた汗を絞ったタオルで拭いた。


「…ん」


少し眉間に皺を寄せたが起きる気配はない。


汗を拭き終わると、おかゆを作った。
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