女神の祝福
おかゆも食べ終わり、今は体を拭いている途中。


「名前は?」


背中を拭いていると急に聞かれた。


「白井 雪です」


「雪か、いい名前だ。俺は、藤咲 総だ」


「総さん、よろしくお願いします」


「総でいい」


さっきの威嚇とは打って変わって、優しく微笑んでくれる総。


警戒を解いてくれたみたいで嬉しくなった。


「拭き終わりました。寝てください」


総は寝ている間に買いに行った服を着て布団に寝転がった。
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