女神の祝福
「総さんって言うんだよ」


私も二匹の間に座って頭を撫でながら総の寝顔を見た。


顔が綺麗だから寝顔は天使みたい。


「じゃあ、私は片付けしてくるね」


おかゆを入れていたお茶碗を持って台所へ行った。


お皿を洗い、お風呂場でタオルも洗い終わると布団のところに戻った。


「ふふっ」


思わず笑ってしまった。


布団には総の両隣でカイとハルが寝ていたから。


私も壁に寄りかかって目を瞑った。
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