青い春は紅く滲む。
エピソード3

 「これ、よかったら食べて。」


 ある日、クッキーを渡しました。
お菓子作りは少し得意。あなたは、
その場で食べてくれました。
私の大好きな笑顔で、
「美味しい。」と、
言ってくれました。


 私の作ったものが、
あなたの体内に入る。
それはなんだか恥ずかしくて、
でも嬉しく感じました。
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